日本の働き方改革を進める
飲食店
「佰食屋(ひゃくしょくや)」
株式会社 minitts
AKEMI NAKAMURA
中 村 朱 美
どんな子供だった?
小学校1年生の時の担任の先生がとても素敵な先生で、その先生に憧れて、ずっと学校の先生を目指していました。小学校1年生から大学3回生まで15年間もずっと。いつも学級代表をしたり、積極的に発言したりと、【いつか先生になる!】という強い想いで学校に通い、学校に行くのが大好きな児童でした。
憧れの、尊敬する人
この世の中にたった1人、【夫】です。いつも機嫌よく、小さなことは気にせず、物事を俯瞰で見られる人。そして何があっても私を必ず信頼してくれているという安心感。こんな人になりたいと、結婚して8年以上経っても思い続けられる唯一の人です。
10〜20年前の自分に教えてあげたいこと
あなたは、そのままあなたの信じる道を進めばいいよ、と言います。
あなたのモットーは
敵は己の中に在り。そして嫌なことがあれば、かならず同じだけ良いことがあると信じること。
起業したきっかけ
OL時代にストレスや残業で体調不良となり、不妊治療をせざるを得なくなったこと。そして夫の作ってくれた晩御飯『ステーキ丼』があまりに美味しかったこと。このメニューで、自分たちが理想とする会社を作ってみたいと思ったのがきっかけです。
キャリアや仕事を大事にする時に悩んだことは?
特にないかな。。。元々、専業主婦になるという気は一切なかったので、私の中には【働き続ける】という選択肢しかなく、それを【大事にしたい】と特別視していなかった。仕事大好き人間です。
あなたの強みは?
利口に生きること。「利口」とは、「口が利く」と書きます。私は教員を目指していたことから、人前で話すことが非常に得意。私の最大の得意分野である「人前で話す」という強みを生かし、ただの「定食屋」を「世の中の働き方を変える飲食店」にしてきました。伝える、伝わる。利口に生きる、利口に動く。その力は、事業を拡大させるためには不可欠だったと感じています。
仕事以外で夢中なこと
睡眠時間を確保すること。睡眠への熱意が凄いと家族に言われます・・・笑
人生で一番辛かったこと
お店を初めてオープンした時の1ヶ月。お金も時間も無く、全てが擦り減っていくようでした。
それをどう乗り越えたか
自分たちの信じたことを貫き通した。絶対にやっていけると信じれるのは、自分しかいないから。そのおかげで、たった3か月後には昼だけで完売する行列店へと成長できた。
あなたにとってビジネスを始めるということは?
自分の人生を自分のものにする、初めの一歩。
ビジネスを自分ですることで気づいた教訓は?
起こること全ての責任は自分にあるということ。誰のせいでもない。だからこそ、人に対してイライラしたり怒ったりしなくなった。
ビジネスを始めるにあたって、一番心に残るアドバイスは誰から?どんな?
夫からの言葉。「今はお客様が来なくても、大丈夫。まだみんな知らないだけだから。」「人は、自分の欲しいものを知らないんだよ。与えられたものの中から、欲しいものを選ぶだけ。だから、世の中に新しい価値観を出していこう」
あなたの人生の教訓は?
中村家の家訓
①金融商品に手をださない。
②労働は尊く、楽しいものである。
あなたはどんな性格?
負けず嫌い。
2025年の自分はどうなっている?
きっと笑っている。長期経営計画を立てず、目の前の波に乗る主義なので、来月ですら何をしているか分からない。
あなたはどんな未来や社会を信じるか?
信じるのではない。自分たちの手で、自分たちの大切な存在を守れる未来を作っていく。
あなたをサポートしてくれている人への感謝の気持ち。
心から愛と感謝を。特に支えてくれている家族、私が彼らを幸せにするという使命を果たそうと思います。
これから起業したいと思っている人へのメッセージ
「まだ決まっていないけれど、何かやりたい」じゃなく、「これがやりたい!儲からなくてもいい!夢中で取組める!」ということが出てきたら、きっとそれはうまくいくでしょう。起業とは、計画や打算ではなく情熱や感情でも突き進めるものです。そんな、生涯をかけて情熱を燃やせるものに、ぜひ突き進んでください。
Photography KEISUKE TSUJIMOTO