妊娠を見据えた、ヘルスケアとキャリアの
プランニングサービス「ミスエルマップ」

株式会社ミスエル
代表取締役

MANA HAMANO

濱 野 真 凪

現状で満足せずに一歩でも先を目指し、その状況を楽しめること

幼少期のあなた(子供の頃の夢、どんな性格だったか)

家にいるよりも外で遊ぶほうが好きでした。それは、大人になった今も変わらず(笑)歌が流れるとすぐに踊り出す陽気な一面がありつつ、おっとりマイペースな性格でした。3つ下に妹がいるのですが、同じ保育園に通っていた頃は、妹のことを心配して教室まで様子を見に行っていたそうで、面倒見のよい「THEお姉ちゃん」みたいなタイプだったのかもしれません。

憧れの、尊敬する女性

これは即答で、母。どれだけ忙しくても私たち子供のお世話は手を抜かず、愛情たっぷりに育ててくれました。仕事は、なんでも器用にこなすパラレルワーカー。私が物心ついた頃にはもう自営業だったので、柔軟な働き方は身近で見ていました。そのおかげで、起業のハードルが低かったのかもしれません。私の母は、自分よりも子供優先。「お母さんはいつでも味方だからね」という言葉を何度も聞いた記憶があります。私も子供を産んだ今、母のような母になりたいと思っています。

10〜20年前の自分に教えてあげたいこと

あの頃は週5でいくつも習い事をしていて、忙しかったよね。しかも全て、自分でやりたいと決めて通っていたよね。そのくらい好奇心旺盛の行動派で、忙しいほうが充実感を感じるというのは、今も全く変わらないよ(笑)その経験は、大人になってから「活きているな」と思う場面がたくさんあるよ!

あなたのモットーは

「死ぬこと以外かすり傷」。命さえあれば大丈夫と思って、今もいろんなことに挑戦できています。

起業したきっかけ

病院で作業療法士というリハビリの仕事をしていた時、患者さんの命の終わりに寄り添うこともありました。そして自身も腫瘍が見つかり手術をしたり、不妊治療を経験したことで、「命がはじまる奇跡」と「命がおわる儚さ」の両方を身をもって知りました。自分にも寿命があり、いつか人生は終わる。それは明日かもしれない。そう思った時、やりたいことは今すぐやらなきゃと強く思い、起業という道を選びました。

キャリアや仕事を大事にする時に悩んだことは?

基本的には、選んだ道を正解にすればいいという考え方ですが、私は妊娠8ヶ月の時に法人化したので、育児と仕事の両立に悩むことはありました。子供の今は今しかないけど、会社の今も今しかない。子供と会社を同時に産んだので中々大変でしたが、選んだ道を正解にすればいいと思いながら、今の状況を楽しんでいます。

キャリアや仕事のために払った犠牲は?

休息の時間。仕事とプライベートの境目がない状態なので、暇さえあれば仕事をしているという状況です。そこに子供が産まれたので、さらに自分の時間や休息の時間は激減しました。仕事が楽しいからこそ、今のこの状況が成り立っているのだと思いますが、そろそろ意識的に休息の時間を作らないと、とは思っています。(でもたぶん、仕事は楽しいのでついつい手は動くと思います…。)

逆境に陥った時のあなたなりの立ち直り方法は?

早く寝る。いつも大体、数日も経てばメンタルは回復するので、今回もそうだと思って、時が経つのを待ちます。

どんな風に自分のモチベーションとうまく付き合っている?

波に乗っていると感じる時は、睡眠を削ってでもやりたいところまでやり切る。逆に、ちょっと息切れしてペースが落ちてきたと感じる時は、何日かまとまって休み、モチベーションが回復してくるまで待ちます(大体数日で回復)。

あなたにとって幸せとは

この世に生まれてこれたこと。健康な体があり、やりたいことに打ち込める環境があるということ。

あなたの成功って?

自分が亡くなった時、周りの人から「色んな意味でおもしろい人だったよね」と言われること。私にしか生きれない人生を生きたいです。

あなたの自分らしさとは?

どんなに辛い経験をしても、それを糧にして前に進み続けられること。

あなたの強みは?

現状で満足せずに一歩でも先を目指し、その状況を楽しめること。

人生の中で何を一番大切にしている?

自分の気持ち

仕事以外で夢中なこと

0歳息子の子育て

今までに人生で一番辛かったこと

なかなか子供を授からなかったこと。これまでの人生は努力することで困難を乗り越えてきたけれど、不妊治療というのはどれだけお金と時間をかけて努力しても結果が保証されていないので、努力ではどうしようもできないことがあるというのを知りました。

その辛かったことをどう乗り越えたか

自分の経験を無駄にせず、起業というかたちで過去の苦しみや経験を活かし、誰かの役に立てたことで乗り越えました。

あなたにとってビジネスを始めるということは?

自分の世界が広がるということ

ビジネスを自分ですることで気づいた教訓は?

全て自分ひとりでなんとかしようとせず、人に頼ることの大切さ

ビジネスを始めるにあたって、一番心に残るアドバイスは誰から?どんな?

大学時代の先生の「人は、選択肢に迷えば迷うほど後悔する生き物です」という言葉。それを知ってから、何かに迷うたびに「どうせどっちを選んでも後悔するんだろうな!笑」と最後は明るく考えることができて、行動量が増えた気がします。

あなたの人生の教訓は?

失敗すればするほど成功に近づいているということ。

あなたはどんな性格?

メンタルのアップダウンはあまりなく、穏やかな性格。悩みを話しやすいとよく言われるので、カウンセラー気質なのかもしれません。学生時代は、男女問わずお悩み駆け込み寺的な存在でした。ツボが浅いので笑っていることが多いです。誰かがボケてツッコむ時のワードセンスが独特だと言われます。

2030年の自分はどうなっている?

たくさんの仲間と共に、事業を通して多くの女性の「人生の分岐点」に立ち会い、「ミスエルのおかげで前に進めました」と言ってもらえている。

あなたはどんな未来や社会を信じるか?

この世に生まれた全ての人が誰かに愛され、誰かに必要とされている存在だと認識できる社会

あなたをサポートしてくれている人への感謝の気持ち

いつもサポートしてくれているみんながいなければ、この会社は成り立ちません。「こうしたい!」という私の想いに共感し、時に呆れ(笑)、それでもいつも支えてくれて、本当にありがとうございます。これからもみんなで、さらに先へ先へと進んで行けたらと思います!

これから起業したいと思っている人へのメッセージ

私はいつも何かに挑戦するとき、「まずはここまで行ってみよう」「次はもう少し、ここまで行ってみよう」と、一歩ずつ確かめながら進んできました。起業した時もそうでした。起業と聞くと、何か大きなことをしないといけないのかな?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。まずは自分ができそうなことからアクションを起こし、その先に起業という道がひらかれているのかもしれないということをお伝えしたいです。

Photography MAMI NAKASHIMA

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