みんなが笑顔で
食事できる
社会をつくりたい!

Sotoe
代表

MIHO KOSUGI

小 杉 美 保

人を信じ行動し最善を尽くす

幼少期のあなた(子供の頃の夢、どんな性格だったか)

歌うことが大好きで歌手になるのが夢でした!音楽全般が好きだったので習い事や部活でピアノ、トロンボーン、バイオリン、バンドボーカルなど色々経験してきました。性格は人見知りで引っ込み事案タイプ(笑)クリエイティブなことが好きだったのでなにか興味があることができるとそれに没頭するような子どもでした。

憧れの、尊敬する女性

特定の人物名をあげるのは難しいですが、娘の主治医のように専門性のあるスキルを活かしながら社会貢献をしつつ、家庭もしっかりと守っているようなそんな人に憧れます。残業や飲み会をしてフルタイムで働いて家庭を省みることができないような昔の働き方ではなくて、家庭と仕事のバランスをうまくとっている人に憧れます。

10〜20年前の自分に教えてあげたいこと

人生何が起きるかわからへんで笑!!!です笑。社会人なりたての20代の頃はどこか自分の人生は自分でコントロールできると思っていた節があったと思います。ですが、私の場合は妊娠・出産を経て人生が大きく変わりました。重度のアレルギーがある娘の子育てを通していろんな社会課題に気がつくことができたし、まさかそれで自分が起業しようと思うなどとは想像もつかなかったことです。今では人生というのは色んな体験や出会いによって川の流れのように変化していくものなんだなと思います。その流れの中で自分のやりたいことを見つけて柔和に変化しながら突き進んでいった先に楽しい未来が待ってるんじゃないかなと思います。

あなたのモットーは

自分がやりたいことをやる!最終的には自分の信念と向き合えるか、貫き通せるかだと思います。この思いは学生の頃から変わっていません。自分の中で「心」が動くこと、やりたいと本当に思えることを選択してやっていきたいと思っています。

起業したきっかけ

娘に重度の食物アレルギーがあり、気軽に外へでかけられないという壁にぶちあたりました。外食や旅行もできない。お惣菜も買えずほとんど手作り。食物アレルギーで悩んでいる人同士でもっと気軽に情報交換ができたら…そういう思いで1番最初に食物アレルギー当事者のオンラインコミュニティを発足しました。

キャリアや仕事を大事にする時に悩んだことは?

子どもたちのことです。常に仕事と家庭のバランスで葛藤しています。でも私の中では可能な限り子どもたち優先で考えています。1人目を妊娠したときは会社員でした。妊娠をすることで昇進ができなくなってしまいすごく落ち込みました。育休復帰後も復帰前に比べるとやりたい業務ができずなんのために働いてるのかな?と悩む毎日。でも私は「仕事はかわりがきく」「キャリアもあとから築くことができる」「子供の成長は今しかない」という確固たる思いがあります。なので落ち込みはしますがもう1度前を向いて「独身の頃にくらべて使える時間が減った今だからこそできること」に集中して一歩一歩進んでいます。

キャリアや仕事のために払った犠牲は?

あまり思いつかないです…。細かいことを言えば保育園に行くのがいやー!という娘や息子を連れていかなければいけないときに、とても心が苦しくて涙することもありました。ですがそれも子どもたちが成長していく中でお互い受けとめていけるというか…。娘は卒園の頃には保育園大好きっ子になり、今では小学校も楽しそうに笑顔で通っています。育児をしていると場面場面でどうしようもない八方塞がりな状態になってしまうこともありますが時間は流れるものなのでいつの間にか乗り越えてるようなそんな感覚です。

逆境に陥った時のあなたなりの立ち直り方法は?

とにかくメンタルリセットします!!歌うことが好きなのでカラオケに行ったり旅行が好きなのでちょっと遠出したり…。とにかく自分の頭の中を支配しているものを一旦忘れてすっきりしてから、もう1度その課題に向き合うようにしています。

どんな風に自分のモチベーションとうまく付き合っている?

モチベーションは上がったり下がったりするものなので…。下がっているときは下がったまんまの自分を受け止めます。そこから無理やりあげるとどこかでつまづいてしまうので。どうしてもやりたいことは自然とまたやりたくなってくるものなのでそのきっかけがくるまでは下がったままでもいっかと思っています。

あなたにとって幸せとは

子どもたち、家族の幸せです!子どもたちが笑顔で暮らしていけたらそれでいいです。その次に自分の趣味(音楽鑑賞や旅行など)が1年に数回できればいいなと思ってます笑。

あなたの成功って?

家族みんなが笑顔で暮らしていけること。仕事でいうと、食物アレルギーの知識や課題がもっと社会に伝わること。

あなたの自分らしさとは?

めげない!人見知りで引っ込み思案な私ですが最後の最後でめげないところは自分らしいなと思います。

あなたの強みは?

共感力が高い!人の相談にのったり話を聞くのが得意です。コミュニティ運営もその点がいかされてるなと思います。

人生の中で何を一番大切にしている?

自分の「心」が動くこと。どんなときも自分がやりたいと思うことを選択すること。

仕事以外で夢中なこと

子どもたちのことと、音楽鑑賞!いつか子どもたちと一緒に好きなアーティストのライブにいきたいです笑。

人生で一番辛かったこと

会社員のときに自分のキャリアを大きく変えなくてはいけなかった時。妊娠・出産でここまで人生変わるのかとショックでした。同期の男性社員はどんどんキャリアアップしていく中で妊娠をすると一気にキャリアがストップしてしまう。同じ成果でも男性の方が昇進が早い。この現実に打ちのめされました。

それをどう乗り越えたか

しばらくは乗り越えられなかったです笑。会社をやめて、自分で仕事をするようになってからだんだんと自信を取り戻せました。

あなたにとってビジネスを始めるということは?

困っている人を助けること。ビジネスを展開していった先に、困っている人が笑顔になってくれたらと思います。

ビジネスを自分ですることで気づいた教訓は?

人とのつながりがとても大事だと思いました。たった1人では何もできなくても応援してくれる人や一緒に歩んでくれる人がいると大きく一歩進むことができる。人とのつながりを大切にしようと思いました。

ビジネスを始めるにあたって、一番心に残るアドバイスは誰から?どんな?

「あなたにはちょっと先の世界が見えている。でもまだ誰もそこに気づいていない。あなたはみんなにそれを説明しようと必死に頑張るけど最初は笑われるかもしれない。相手にされないかもしれない。でもあなただけが気づいているあなたの考えや気持ちを枯らさずにずっと持ち続けてください。継続することが大事です」起業したころのメンターの先生から言われてずっと心に残っています。

あなたの人生の教訓は?

人生とは流動的なもの。時にコントロールができないもの。その流れに逆らうのではなく柔和に自分を変化させてやりたいことをやっていこう。

あなたはどんな性格?

人見知りだけど熱い信念をもとに前へ進もうとする性格。

2025年(大阪万博の年)の自分はどうなっている?

食物アレルギーがある人がもっと理解される社会を作りたいのでそのために奔走している!おそらく食物アレルギー対応メニューを開発している!

あなたはどんな未来や社会を信じるか?

1人1人の違いに角を立てずに、その違いをお互いが自然に受け入れる未来を信じています。娘の病気のことも男性や女性というジェンダーのことも。みんな1人1人それぞれ違って当たり前でそれを受け入れる社会になってほしいと思っています。

あなたをサポートしてくれている人への感謝の気持ち。

ありがとうございます。最初は私1人の課題だと思っていました。でも人に話すうちに「私のこどもも実はアレルギーで…」「孫がそうなの」というお言葉をいただいたり「あなたの事業は必要だから応援させてほしい」というお言葉をいただくこともありました。1人だったのがいつの間にかみんなの思いを背負って前に立たせてもらっているようなそんな感覚になりました。これからもみんなが笑顔で食卓を囲めるように、笑顔で色んな体験ができるように、笑顔で外へ(Sotoe)出かけられるように、そんな社会を目指してがんばっていきます!

これから起業したいと思っている人へのメッセージ

おそらくこのインタビューを見てくれている方で「起業したい!」と思っている人は少ないのではないかなと思います。そうではなくてあなたの中には「これが世の中に必要だ」「お客様の笑顔のためにこれをしたい」「自分の得意なこれで社会のためにこんなことをしたい」と夢を描いているのではないかなと思います。どうかその夢、最初の志を忘れずに突き進んでください!色んなことがありますが1番大事なのはやはり「信念」だと思っています!応援しています!

Photography MAMI NAKASHIMA

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