靴職人の兄と二人三脚でめざす
医療靴のハイセンスブランド
& MIKI
代表
MIKI SUGANO
菅 野 ミ キ
どんな子供だった?
私は四人兄弟の三番目。兄姉弟に挟まれて、いつもニコニコしている子供でした。無意識ですが、よく笑っている。それは大人になった今も変わらず、第一印象は『ニコニコしている人』(^^)
10〜20年前の自分に教えてあげたいこと
10年前のわたしの人生設計の中に『起業する』ことなんて考えてもいませんでした。本当に人生何が起こるか(自分自身がどんな選択をするのか)は計り知れないことを私自身が実感しています。
あなたのモットーは
『人間万事塞翁が馬』
人生における良いことも悪いことも表裏一体で予測できないという意味です。幸が不幸に転じることもあれば、逆に不幸から幸になることもあるので安易に一喜一憂、振り回されてはならない、つまりはありのままを受け入れていくということ。(自分自身がどんな選択をするのか)は計り知れないことを私自身が実感しています。
起業したきっかけ
私は義肢装具士として企業に就職していた頃、そこで取り扱う製品を通して、もし自分自身や自分の家族が義肢装具を必要としたときに心から使いたいと思えるものを提供しているかと考えたとき、少し戸惑う感情が生まれました。
そこで実家が靴工房を営んでいたこともあり、障がい者の方の「靴」に特化して、事故や病気、生まれつきの身体障がいが原因で足に何らかのトラブルを抱えて既製品靴が足に合わない方へ向け個人の悩みや症状に沿ってオーダーメイドで作る整形医療靴を機能性だけでなく見た目のデザイン性にもこだわって提供できるお店を作ろうと決意し起業をしました。
逆境に陥った時のあなたなりの立ち直り方法は?
ひとまず一旦手を止めて仕切り直す。あまり良い方向に向いていないと思ったら、迷わずやり直す。
どんな風に自分のモチベーションとうまく付き合っている?
嬉しいこと、上手くいったこと、不安なこと、悔しいこと、上手く言葉にできない感情もしっかりと言葉にして、おもいっきり家族に感情を吐き出したり、文章に書き綴っています。
案外言葉にすることによって話をしているうちに頭の中が整理されていくのがわかります。
あなたにとって幸せとは
誰かに必要としてもらえること。
あなたの成功って?
10年後も20年後も今の仕事を継続していけること。
あなたの自分らしさとは?
切り替えの早さ。
あなたの強みは?
この整形医療靴を作る仕事が好きだということ。
人生の中で何を一番大切にしている?
『いつでも心に余裕を持つこと』
自分の気持ちに余裕がないと、心から人に優しく接することが出来なくなるし、忙しさに心を蝕まれてしまっては誰かを幸せにする仕事もできなくなってしまいます。だから疲れたら、ゆっくり休むし、迷ったら立ち止まる。そうやってマイペースに仕事に向き合えるのも起業ならではなのではないでしょうか。
仕事以外で夢中なこと
ゴルフ。夫に連れられ、初めは体を動かせるしと軽い気持ちで始めたのがきっかけ。今は精神面の強化と忍耐力を養うために続けています。(もちろん健康も!)
今までに人生で一番辛かったこと。
正直わかりません。(笑)落ち込んだことも、悔しくて涙したことも沢山あることは事実です。でも過ぎてから振り返ると案外そんなつらい時期から得たことの方が多いのでネガティブな思い出として捉えていないだけで、嫌なことはあまり覚えていません。
それをどう乗り越えたか
感情を吐き出して、最後は声を出して笑ってみる。
あなたにとってビジネスを始めるということは?
自分自身が社会から評価されるということ。良いことも悪いことも全て自分の責任、ダイレクトに自身の行動に繋がっていく。
ビジネスを自分ですることで気づいた教訓は?
新しい一歩を踏み出すとき、変化しなければいけないとき、いつでも不安があります。でも明日の自分は予想できないし、明日の自分は今の自分より利口であることは間違いないので、『未来の自分のことで今の自分が悩むのは知恵及ばず。』と言い聞かせています。
ビジネスを始めるにあたって、一番心に残るアドバイスは誰から?どんな?
NHKの朝ドラ「なつぞら」で主人公が自分の夢へ第一歩踏み出すときにかけられていた一言を肝に銘じています。「自分を生かせる仕事を見つけたものは幸せだ。」「人目に触れない人たちの活躍で物事の大半は作られている。」
あなたの人生の教訓は?
目の前にある幸せを実感する。
あなたはどんな性格?
関西弁で言う、めちゃくちゃ「気にしぃな人」です。
2025年(大阪万博の年)の自分はどうなっている?
きっと楽しく靴を作っていると思うし、そうであるように努力していきます。
あなたはどんな未来や社会を信じるか?
自分で選択し、一人ひとりが責任をもって人生を切り開いていける。
あなたをサポートしてくれている人への感謝の気持ち。
本当にほんとうに心からありがとうございます。
これから起業したいと思っている人へのメッセージ
身近な人が喜んでくれる仕事は、きっと多くの人が必要としていることだと思います。それを信じて、まずは出来ることから始めてみてはどうでしょうか。
Photography KOHEI SOEDA