18歳からの働き方改革!
「仕事を選べない」高校生に
新たな就職ルートを提供する
高校生ジョブツアー
株式会社 アッテミー
代表取締役
YUKO YOSHIDA
吉 田 優 子
どんな子供だった?
学級委員を毎年やっているような子どもでした。選挙が大好きで、自分という人間だけを武器に人に想いを伝え、票をもらう。共感してもらうことで「生きてる!」って感じていました。近所の人からは「口から生まれた子だね」とよく言われていたそうです。小中学生の頃、同級生に「おかんみたい」「クラスメイトをあったかく見ている大きな木みたい」と言われたこともありました(笑)高校1年生までは学校の先生になるのが夢でした。学校って、たくさんの人が集まっていて、文化祭や体育祭、部活動などの学校行事で子どもたちが泣いたり笑ったり怒ったり傷ついたり、様々な感情があちこちで起きていますよね。それがキラキラ輝く成長の粒のように見えていたんです。学校行事だけでなく、日々の生活の中にも一人一人の成長の瞬間が沢山あって・・そういう「人が成長する瞬間を一つでも多く作りたい」と思って学校の先生になるのが夢でした。
憧れの、尊敬する人
自分の価値観で自分らしく生きている人。
10〜20年前の自分に教えてあげたいこと
自分の想いに正直に生きれば、道は切り開けるよ。会社や世の中が求める価値観にはまろうとして自分を苦しめるより、自分が持って生まれたよいところを大切に温めて伸ばしてね。自分を大切に想って育ててくれた人たちのためにも、自分の心臓に爪を立てて血を流すようなことはしなくていい。
あなたのモットーは
・人生時速100㎞で走れるときも、時速10Kmでしか走れないときもある。ブレーキを踏んでもいい。エンジンを切って止まらなければ、振り返れば必ず前へ進んでいる
・感情が動いた瞬間に人は成長する
・知らないから選べないのと、知っていて選ばないのとでは大きな違い。
起業したきっかけ
偏差値にあてはめるだけの進路指導の在り方を変えたい、と思ったとき、それをしている会社やそれができる職種がこの世になかったから「自分で作ろう」と思った。
キャリアや仕事を大事にする時に悩んだことは?
夫や家族に応援してもらえるだろうか、ということ。
キャリアや仕事のために払った犠牲は?
保育園に17時までにお迎えに行けないことや、育休・産休手当をもらえないこととか。でも、犠牲とは思わないです。そういう事ひっくるめて自分の選んだ生き方を生きれていることに感謝しています。
逆境に陥った時のあなたなりの立ち直り方法は?
夫や子どもたちにギューってする。一人カラオケで奮い立たせるような曲を歌う。
どんな風に自分のモチベーションとうまく付き合っている?
イベントやビジネスプランコンテストなど、人前で会社のビジョンを話す機会を定期的に設けて、自分を奮い立たせています。自分の実現したい社会が実現できなかった未来を考えた時を想像して、「そんなの嫌だ!人任せにしない」と、モチベーションを奮い立たせています。“自分の幸せ”と聞くと自分勝手なように聞こえますが、自分が幸せでないと他人を幸せにすることはできない、自分が笑顔でないと他人を笑顔にはできないと思っています。 「人を幸せにする一番身近な方法、それは本気の笑顔です。」以前勤めていた会社の社長がモットーにされていた言葉で、今でもよく思い出します。
あなたの成功って?
うちの子どもたちが高校3年生になったときに進学も就職も共に魅力的な選択肢である社会になっていること!
あなたの強みは?
大人数の前でしゃべることが好きなところ。小学生から高校生まで学級委員や生徒会などの選挙に毎年必ず出ていたのでクラスや全校生徒の前で話す経験が多く、たくさんの人の前で自分の考えを話すのが好き!
人生の中で何を一番大切にしている?
成長する瞬間を創る。死ぬまで成長し続けること
仕事以外で夢中なこと
子どもたちと過ごす時間。マンガを読むこと
あなたにとってビジネスを始めるということは
自分が高校生のときに感じた偏差値にあてはめるだけの進路指導や有名大学へ行き大手企業に就職し出世することがいい働き方という世の中のレールに疑問、不満を感じ、それを解消したいという想いが始まり。それに取り組む企業や職種がなかったから、自分で作るしかないとおもってビジネスを始めた。
起業したいとか、野望みたいなものを持っていたわけではなくて、実現したい社会を叶える仕事が当時みあたらなかったから、自分にとっては「ないから、つくる」という自然な流れだった。
2025年の自分はどうなっている
上の子どもが10歳になる年。1/2成人式の年には、その時本人が一番好きなこと(分野)の世界一に触れに行くと決めているので子どもと「世界一」の企業や専門家を調べたりお手紙書いてアポ取ったりしていると思います。
あなたはどんな未来や社会を信じるか?
高校生にとって、就職も進学も共に魅力的進路選択である社会が実現されることを信じています。とりあえずで進路を決めるのではなく、高校生が自分の意志で進路を決める社会。高校生が18歳からビジネスの世界でキャリアを磨く選択をしたり、一度働いてから大学や大学院など学びにいったり、多様な働き方生き方が認められる社会を信じています。その実現に向けてアッテミーは取り組みます。
あなたをサポートしてくれている人への感謝の気持ち。
あなたをサポートしてくれている人への感謝の気持ち。応援してくれている皆さんへたった一人、自分の想いと言葉から始まったものが、今は高校生や企業、行政、先生、保護者、様々な立場の人たちが想いを重ねてくれていることに力をもらっています。一人一人が寄せてくれた想いや時間に応えたい。時間がかかっても。諦めないでやり続けます。一番サポートしてくれている夫へ私が迷っていた時にあなたが「やるデメリットとやらないデメリット考えた時に、やらない理由ってある?」と言ってくれたことが背中を押してくれました。自分も忙しいのに、私の応援をしてくれて節目の出来事があれば誇らしそうにしてくれて、安心して取り組めているのは、あなたに出会えたからです。時間と愛情と応援を惜しみなく注いでくれてありがとう。あなたが一番の投資家です。投資してくれた分、生涯かけてあなたに恩返ししていきたいと思っています。「お迎え遅い―」と毎日一番最後まで保育園に残っている子どもたちへママが笑顔で仕事に打ち込む姿を見せることがあなたたちの力になるように。ママは頑張ります。あなたたちの寝顔、笑顔にどれだけ希望と勇気をもらったか。ありがとう。
これから起業したいと思っている人へのメッセージ
自分の人生の主人公は自分。多くの登場人物と一緒に自分だけの物語を紡いでいってください。
Photography KEISUKE TSUJIMOTO